2011-08-19 19:30:51
歯周病が体に影響
テーマ:ブログ
歯周病が体に影響するなんて?
糖尿病
合併症が、怖い病気です。歯周病は6番目の合併症です。(5番目までは、網膜症 腎症 神経障害 心筋梗塞 脳梗塞)
メカニズム 歯肉に炎症が起こると炎症性サイトカインのひとつTNF−αが細胞から出てきます。このTNF−αがインスリンの働きを抑えてしまいます。従い高血糖から糖尿病へと移行してしまうのです。
動脈硬化 狭心症 心筋梗塞
歯周病が進んでしまうと歯周病菌が毛細血管に入り込み心臓の冠動脈に付着すれば、心臓病の引き金になってしまいます。
誤嚥性肺炎
唾液に混ざっている歯周病菌が、肺に入ってしまうと肺炎になってしまうことがあります。飲み込む力の弱っている人 特にお年寄り、脳梗塞の後遺症のある方は注意が必要です。
妊婦さん
妊娠中はつわり等でお口のお手入れが難しく歯周病が、進みやすくなることは容易に理解できると思います。そしてこのことが、おなかの赤ちゃんに悪影響を与えることがあるのです。炎症が進むとプロスタグランジン(子宮収縮に関与)が出てきます。そのため早産 低体重児出産のリスクが高まってしまいます。